世界のトップアスリートが日々のトレーニングの中に、
メンタルトレーニングを積極的に取り入れる理由は、
もちろん、自身の成果に行動促進と成果につながるからです。
この全ての行動、選択は、メンタルと深い結びつきがあるという事例は、
多くの脳科学、心理学の研究で、多数実証されています。
では、同じようにチームの全ての行動、選択は、どこから出てくるものでしょうか?
流れがいい時は、チームに勢いが生まれ、さらに積極的になる。
流れが悪い時は、チームに負の連鎖が生まれ、消極的な行動が伝染する。
こんな場面、経験ありませんか?
チームを一人の人格として捉える
チームにも、チームメンタルが存在します。人の集合体だから当然と言えば当然ですね。
チーム全体に不安感が漂えば、チーム内のコミュニケーションも行動も消極的になるし、
ワクワク感が漂えば、コミュニケーションも行動も活発になります。
チームメンタルを理解するためには、
まず、チームを一人の人格として捉えることからはじめてみましょう。
人には、心臓・脳・目・耳など各臓器や器官に役割があり、
それらが調和を保ちながら機能することで、初めて生命が維持でき、自由自在に動けます。
生命の維持のために、個々が各々の役割を奪い合うことなく、
適材適所で自分の仕事に誇りを持って、高度な依存関係で調和していく。
これを、チームというものを擬人化させて、応用して適用していくのです。
調和・バランス・しなやかさ
才能のあるチームメンバーが、
バラバラにやりたいプレーを起こすようであれば、チームは成り立ちません。
チームが、まるで一人の人格として、調和とバランスを保ちながら、
しなやかさをもって自由自在に動く。
これこそが理想のチームの姿だと私は思っています。
ほら、ここに出てくるキーワード「調和」「バランス」「しなやかさ」
まさにメンタルに通じるワードだと思いませんか?
つまり、チームにも、メンタルのようなものが存在するのです。
そして、科学的にコントロールも可能だとということです。