こんにちは、日本メンタルコーチ連盟(以下JMC)GMの池努です。今回の記事ではスポーツ指導者や教員の方、スポーツに興味がある方に「メンタルスキルを身につけるメリット」をご説明していきたいと思います。
私たちJMCは「メンタルスキル」を身につけることを推奨しています。なぜかというと人はメンタルに支配されてしまう生き物だからです。スポーツ選手やスポーツコーチ、勉強を頑張っている学生、教員、子育て中のママさん、ビジネスパーソン、経営者、、、メンタルを味方につけている人は本当に少数派でメンタルに自分を支配されてしまう方が多いのです。「いやいや、メンタルに支配されるなんて大げさな…」という声が聞こえてきそうですので分かりやすく、ライオンと人間を比較して説明してみますね。
ライオンは考えられない
驚く方が多いですがライオンの狩りの成功確率は約3割らしいです。10回中7回も獲物を獲ることに失敗しているのですね。意外ですよね。そこで例えば、ライオンが2回連続して仮に失敗し獲物を逃していたとします。そして、これから行う狩りを逃すと3回連続の失敗になってしまいます。そこで質問なのですがこの時にライオンは「次も失敗したらどうしよう」「今回とらないと家族から怒られるかも」「また前回の同じミスをしたらどうしよう」
などと考えると思いますか?当然考えないですよね。考えずに目の前の獲物を獲ることだけにフォーカスします。ライオンは考えないというより、思考する脳がないので考えられないのです。だから、メンタルに支配されることはありません。しかし、動物より発達した脳を持つ人間はどうでしょうか?
人は考えてしまう生き物
スポーツ、仕事、勉強で何かを2回連続で失敗したとしたら考えてしまいますよね。「次も失敗したらどうしよう」「今回ミスしたら周りからの評価が下がってしまう」「また前回の同じミスをしたらどうしよう」と。そして、上記のように考えると不安な気持ちになり、呼吸は浅くなり、体は硬直する。すると競技のパフォーマンスは下がる。“考えられる脳を持つ人”だからこそ、このようなことが起きるわけです。この状態を先にあげたように「メンタルに支配される」と表現したのです。
ではどうすれば「メンタルを支配する」ことができるのでしょうか?それは、“考えられる脳”をうまく使う訓練をすればいいのです。例えば、「次も失敗したらどうしよう」と不安に思ったとしても「良いパフォーマンスをしている自分はどんな状態かな?」と自問自答することで良い状態の自分にアプローチしやすくなります。これは大事なメンタルスキルであるセルフトークを訓練することで手に入れることができるのです。このようにメンタルスキルを学ぶことで沢山の方が「メンタルを支配する」ことができるのです。JMCではあなたはあなたが育成する選手やこどものスポーツ、勉強、仕事のパフォーマンスが向上するような情報提供や質の高いメンタルコーチの育成を推進していきます。合言葉は「メントレスタンダードな日本に」。